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No.41 2008年 回顧
2008.12.22
今年を象徴する漢字に「変」が選ばれました。将来振り返って見れば確かに歴史の転換点であったと認識されるかもしれません。アメリカ大統領選ではオバマが「CHANGE」を叫び続け当選したように閉塞感が充満した世界は変化への期待感が大きくなってきています。
一方日本では、「CHANGE」の必要性を痛切に感じていますが、未だ実体、実効性のない言葉遊びの政治が続いています。100年に一度と言われる未曾有の国際金融危機。未だ確定しない巨額の損失。入り組んでパズルのように損失の連鎖が続いており、恐らく我々には知らしめてはいけないほどの規模に達しているのではないかと疑ってしまいます。実体経済の裏打ちがあってこその金融です。そういう意味では金融立国なんて成立するのでしょうか浅学な身では分かりません。人はもっと謙虚に誠実に実業をこなすことが大事なことではないでしょうか。
人間の欲がここまでの経済発展をもたらしてきたことには異論の余地はありません。ただ欲だけのマネーゲームの行く末を考えると何らかの世界標準となる規制をつくることも考える必要があるのかもしれません。人はそれほど愚かでも賢明でもないからです。
さて、当社の2008年はというと、やはり「CHANGE」の年でした。薬局1店舗をFCシステムにより社員の薬剤師に営業譲渡しました。法人を設立し代表者になることは年齢に関係なくこれほどまでにその人の意識と感性を代えるものかと感心しています。そういう意味では今回の営業譲渡は満足のいくものでした。
新しい薬局としては、広島府中イオンモール内に来年2月1日にオープンさせます。大手商業施設内の出店は初めてなので期待をしています。
今年最大の「CHANGE」はネット通販事業への参入でしょう。かつてものづくりをしたことのない私にとって最大の喜びを感じ得ました。特にクリスマス、バレンタインといった大きなイベントに乗っかると思いの他の需要がある業界であることが実感しました。
今年あれもこれも実現できましたのは、変化へのこだわりが無いことと、担う人のおかげだと思っています。感謝するしかありません。意識が共有出来れば経験には関係なく思いの外早く、大きな結果が出ることが分かりました。さて来年は?お正月に考えてみます。