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No.17 調剤薬局経営を考える(その4)

2006.6.29

 新規薬局開業の為の出張とか、併設事業の契約更新対応とか、週1のペースで書いてきた本文も乱れがちです。文章を書くことの労力は思った以上に負担が大きいものです。

 さて、調剤薬局の経営を考えると題した本文も書いている内に調剤薬局の経営だけでなく全ての業種の起業化にあたって普遍的な項目が多いことに気付かされます。少ない経験の中で物言うのは面映いのですが、薬剤師にしても薬剤師でなくても会社を起こし、企業経営に興味を持っている若い人が来るべき時への準備作業として以下の様な事を勉強していた方が良いのではと思うことを書いておきます。

1.自分の生き方の方針を決める。
 大胆に言えば組織の中で生きるか、自立自尊の生き方をするかの選択になるかと思います。

2.自立(企業家等独立志向の強い人)を選択した人は
 ①いかに自分一人の力が小さいかを知ること。
 ②人脈を含め、多様なネットワークを創り、揺ぎ無く信頼出来るパートナーと出会える運と縁を持っていること。
 ③高い、継続した学習意欲を持つこと。
 ④何の分野でもいいので専門家として外部評価を受ける知識領域を持つこと。
 ⑤企業数字に関するセンスを磨くこと。
  ⅰ.具体的には企業会計原則を理解すること。
  ⅱ.投資評価の考え方を理解し、自分自身の判断基準を体得すること。

以上の項目については、起業化を目指す若い人たちは早い時期から意識しておいた方がいいと思います。