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No.16 調剤薬局経営を考える(その3)
2006.6.12
薬剤師としては当然医療従事者としての高度な専門性と自覚を持っている人が開業の対象です。何を学習すればいいか思いつくままに書いていきます。
1.自分がやろうとする薬局のイメージが決まっていること。
斯業界の現状と将来展望ができているかどうか。
将来の多店舗計画、他との差別化の方策
2.経営主体をどうするか
個人か法人か
法人の場合の定款作成、設立登記、税務署、市役所等の届け。
3.1号店開設の事業計画 物件情報、立地条件、市場調査
損益予想、収支予想作成にあたっての情報収集、加工、整理
資金計画(設備資金+運転資金)
資金調達計画、借入先の選択、交渉
開局許可申請、諸届
人員計画、面接採用
4.その他
日常経理、総務、庶務的業務
リスク対応策(人、金、他)
税理士の決定
これらの項目は調剤薬局の開局にかかわらず全ての業種の起業に必要なことでしょう。大別して机上で構想、計画される項目と外に向かって他と交渉する項目がありますが金融交渉と物件情報を得るための医師、不動産関係業者との交渉が薬剤師にとって苦手な部分ではないでしょうか。